トクイジンジャ 神社コード
徳井神社 6301031/本務
所在地 657-0031
神戸市灘区大和町4-5-5
  docomoはこちら。 auはこちら
電話番号 078-811-3975(徳井神社)
HP
通称名 箒の宮
例祭日 10月体育の日の前日
例祭の
通称
交通公共 ◆JR「六甲道駅」より東へ300m徒歩5分
交通・車 ◆国道2号線「徳井交差点」北へ200m
◆山手幹線「弓木4交差点」南へ50m
駐車場 あり(3台)
主祭神 応神天皇  オウジンテンノウ
配祀神                      
【                     】
祭記事
 箒(ほうき)と安産祈願
 当社は「箒の神様」として知られ、産気づくとここから借りた箒で腹をなで、安産の後は新しい箒を半紙に包み水引をかけてお礼参りする風習があった。今日でも安産祈祷や御礼と書いた箒が多数奉納されている。箒の掃き出す機能を、此の世に赤子をはき出す出産行為になぞらえた風習といえよう。

 小学館版『日本民俗文化大系、第10巻(家と女性−暮らしの文化史−)』より
由 緒
 当社の創建年は不詳ではあるが、往昔よりこの徳井の地に祀られていた上宮・中宮・下宮と称される八幡社3座の中、上宮が当社にあたるという。明治44年(1969)には地区内中郷鎮座の中宮も当社に合祀され、現在に至るものである。

 境内地には天和(1661〜)より文久(1861〜)に至る江戸年期銘の入った石灯籠が数基残り、鎮守神として往昔人々の尊崇の篤かったことがわかる。また明治以降は応神天皇神社と尊称されてきたものであるが、昭和36年(1961)に至り、徳井神社と社名変更をした。

 当社は別称「箒の宮」と称えられるが、境内社「八幡社」御祭神、神功皇后さまの御神徳を頂き、安産祈願に参拝する願人に竹箒を授与することから、その名が生じたものである。箒授与の由来は定かではないが、皇后さま御身籠りの時期でありながら、三韓征討の大事をなされた雄々しい御心を手本として、妊娠中といえども主婦の務めを疎かにせずといった教えを、箒に託したものと考えられる。何れにせよ、民俗的にも希有な神事は、地元民のみならず広く知られ、信仰を集めている。
Copyright (C) 2008 兵庫県神社庁 All Right Reserved, 記事・写真の無断転載を禁じます。