ホクラジンジャ 神社コード
保久良神社 6301007/本務
所在地 658-0005
神戸市東灘区本山町北畑680
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電話番号 078-411-5135(保久良神社)
HP
通称名 ホクラサン
例祭日 5月5日
例祭の
通称
交通公共 ◆阪急電鉄神戸線「岡本駅」より東北へ1km
◆JR「摂津本山駅」より東北へ1.3km
交通・車 登山道のため、一般車は進入禁止です。
駐車場 なし
主祭神 須佐之男神  スサノオノカミ
配祀神 大歳御祖神 大国主命 椎根津彦命                   
【オホトシミオヤノカミ オホクニヌシノミコト シイネツヒコノミコト                   】
祭記事
 遠き昔は、1月20日の大俵祭が例祭でした。北畑天王講の人々が、搗きに搗きあげた寒餅を平らに伸ばして折り重ね、家族数を藁包みにして神前に山の如く積み上げ供え、神恩に感謝、無病息災を祈って配布された、村民総出の冬の大祭でした。

 近世では『摂陽群談』、『摂津名所図会』に、毎年6月7日神輿を社頭に飾り14日まで村民集まり祭祀を行う、京都祇園会と同じと記され、現在も5月4日には地車の宮入り、5日神輿の巡幸が氏子奉仕にて賑やかに神人和楽がくりひろげられている。 大阪湾を見ながら登る山道、山上での生駒から淡路島までの眺望は楽しく、四季の推移もじかに感じられ、敬神愛山の人波はつづいている。
由 緒
 当社は古代祭祀の遺蹟地と認められ、境内外地の環状岩籬の(磐座、磐境)内より石器類、弥生式土器が多数出土し、重美に認定された銅戈等も発掘された。その何れもが実用を離れ、儀礼的用途をもつものと考証され、祝部土器、玻璃製曲玉も発見されたことから祭祀の由来も極めて古きものと証明された。

 中古の延喜式には社格、社名が登載されており、近年改築時には鎌倉期の青銅製懸仏が瓦の下より発見されている。

 『摂津誌』には、建長2年(1250)重修の棟札を所持せる事が記載されている。往昔より本庄の庄の総氏神にして、社頭の灯明台の神火は“灘の一つ火”として、「沖の舟人たよりに思う灘の一つ火ありがたや」の古謡通り広く崇敬され航海者の一針路となっていた。

 これは祖神の事蹟である海路嚮導を追慕し、昔はかがり火を燃やし、近古は種油にて神火を点じつづけ1日も絶やさず奉仕を伝承してきた。

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