カモジンジャ 神社コード
賀茂神社 6318105/本務
所在地 671-1332
たつの市御津町室津74
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電話番号 079-323-3171(賀茂神社)
HP
通称名 室明神
例祭日 4月上旬の土・日曜日
例祭の
通称
小五月祭
交通公共 山陽電鉄網干駅より神姫バス大浦行〜30分〜「室津東口バス停」下車、徒歩10分
交通・車 国道250号線網干〜相生方面へ途中七曲りを過ぎ、「室津東口バス停」より町内へ
駐車場 あり(10台)裏参道口
主祭神 賀茂別雷命  カモワケイカヅチノミコト
配祀神 建速須佐之男命 菅原道真命                    
【タケハヤスサノオノミコト スガワラノミチザネノミコト                    】
祭記事
◆例祭(小五月祭・こさつきまつり)
 奉納される「棹の歌」はその昔室の長者の息女の室君が神慮を慰める為、男装をして神前に奏したことに由来し、猿楽の下り端の拍子で、語り物から唄いものに転ずる過渡期の節調を伝え県重要無形民俗文化財の指定を受け、現在は16歳から18歳の女子が裃を着用若集姿になって奉仕している。

◆夏越祭(なごしまつり)
 7月末の土・日曜日に斎行され、大祓いと祇園会の疾病祓いと末社●取社(かじとりしゃ)(●は楫の右に戈)の例祭の海上安全・大漁豊漁の三つの神事を一つにしたもので男が中心の素朴な裸祭りで奉納される獅子舞も暴れ獅子である。
由 緒
 紀元前、神武天皇が御東征の途中備前の高島宮に留まられたときに、御先導役の賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと・賀茂御祖神社の祭神)が室津へ来られ入江に蔓延る藤蔦を斧・鉈・鎌の三刃を以て切り払われて港を造られ「我が造りし港内を見れば山三方囲み誠に室の如し」と言われたのが室津の名の起こりといわれている。

 平安時代の寛治4年(1090)、京都賀茂別雷神社の御厨となり、治承4年(1180)には、平清盛が高倉上皇と厳島詣の途中、海上安全と旅の安泰を祈られ神前に御幣を捧げられた時「社大やかに五・六並び」と高倉院厳島御行記に記されていることから、今から800年以上前には現在と同じたたずまいで祀られていた。

 鎌倉時代には足利尊氏・赤松政村等の尊崇を受け守護大名の時代・応仁の乱・戦国時代と時代が移りゆく間にも護り継がれ、江戸時代には、初代家康より代々の将軍が領土安堵の朱印状を下し手厚く取り扱われ、上賀茂神社と下鴨神社と更にかかわりのある神々を合わせて、6棟の社殿(正面5棟、裏1棟)が入江に突き出た小さな半島の山上に極めて特色のある配置で鎮座している。
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